>>268 続き

表の勉強会については、
・現在ではほとんど顧みられないマルクス主義の思想家の思想を学ぶ
・お互いの素性は好んで明かさないが話からA先生の研究仲間のようだった
・B曰く「東京の大学から優秀な学生が集められた新左翼のサークル」が本来の姿らしい

俺はイヤイヤ参加していたのでまともに勉強もしていなかったが毎回、他の人たちはかなり熱心に読み込んでいたようでほとんどの参加者のレジュメが真っ赤になっていた

3回目くらいだったと思う、表の勉強会が終わった後、
A先生、B、そして、Cという女性のメンバーがその場に残り、
俺に「そろそろ本当の勉強会にも参加しようね」と言い出した

Cは大学院生だと言ったがガリガリに痩せていて手首には引っ掻き傷のようなものがあった

俺はアパートの1室に案内された
その部屋には何もなかったが押入れを開けると祭壇のようなものがあった

俺はギョッとした
そこには当時の総理大臣の顔に赤いインクで何重にもぐしゃぐしゃに
「死」という文字が書かれており黒いイモリか何かが供物として置かれていた

俺は唖然としていたが今度はCが急に俺のズボンを脱がして
あまり思い出したくないが、そういうことをしてきた

俺は意味不明になりながらA先生とBを見たが二人はニタニタと笑い
BはCが俺の下半身を弄ぶのを携帯で動画に収めていた

一連の出来事が終わるとA先生は笑顔で「今度、デモがあるから来なさい」と言った