「皆、観光ビザで入国して、1週間ほどで80万円程度を稼いで帰国していくという流れ。OLなら有休を使い、女子大生は“ちょっと旅行に”などと周囲に言うだけ。最近は日本のお店で稼げない風俗嬢やキャバクラ嬢からの応募も増えています」(同)

 他方、セクシー女優の出稼ぎ先として人気上昇中なのがフィリピンという。芸能プロダクションやスカウト会社を経営する事情通がこう話す。
「東南アジアにおける日本人セクシー女優の人気はいまも絶大です。長らく続いたゼロコロナ政策の影響で、中国人富裕層から声が掛かることは少なくなりましたが、代わってフィリピン富裕層からのオファーが増えている。彼らは具体的にセクシー女優の名前を挙げてピンポイントで指名。1週間、マニラ市内の高級ホテルなどで一緒に過ごし、報酬は日本円で150万円程度が相場。日中は2人でショッピングに出掛けて好きなブランド服を買ってもらったり、夜はカジノに行って稼いだチップを換金してもらったりするため、女性側の実入りは実際はもっと多い。“フィリピンのお金持ち”といっても最近は30代や40代の若手実業家が目立ち、女性からは“中国人より紳士的”と評判です」

 一口に「出稼ぎ」といっても、その形態は多種多様。共通するのは“日本で稼げないなら海外で”といった逞しさだ。