彼らの多くはワーキングホリデーを利用してアメリカやカナダ、オーストラリアなどに渡り、「週4日のレストラン勤務で月40万円」「看護師なら月収80万円」「寿司職人は年収1000万円も夢ではない」などと伝えられる。

 窮屈な日本での生活から解放され、充実した海外生活を送る彼らは口をそろえて「当分は日本に帰るつもりはない」と話すが、実際に海外に就職先を求めて拠点も移すとなると、二の足を踏む人も多いのが現実だ。

 そんななか、若い女性の間でいま、短期で効率的に稼げる“スポット出稼ぎ”が注目を集めているという。

 すでに今秋以降、20人以上の女性を海外へとアテンドした人物に話を聞くと、オドロキの実態が見えてきた。
AV女優も出稼ぎする時代

 具体的には30分コースで女のコの手取りは100豪ドル(約9000円)、60分で200豪ドル(約1万8000円)といったシステムが主流という。本番行為はNGで、女性側が望めば1日10人以上を接客することも可能とか。そこにチップも加わるため、1日で15万円以上の収入を得る女性も珍しくないという。

 住居は店側が用意し、基本的に往復の航空代金と日々の食事代以外は女性側に出費の必要は生じない。飛行機代についても「LCCを使えば片道10万円ちょっとで行ける」ため、1日から2日働けばペイできるという。