>>931
同じ「幽霊を見た」でも

「変なモノがそこに居たんです」と
「私には霊感があるからこそ、そこに変なモノが見えたんです」では

聞こえ方・読め方が違うでしょ、後者の「見える人のみ」を怪異の存在証明に使うと、霊感のない人が感情移入をしにくく、白けるって話だよ。

聞き手・読み手の求めるものを怖さ・面白さ・興味深さと認識するのは、大体の人が同じだと思う。皆もそうでしょ?
つまり、聞き手・読み手にとっちゃ怖くて面白くて興味深けりゃ十分なのに、それらの補強に「見える人の能力」を持ってこられると、聞き手・読み手と怪談の間に余計な霊能者というフィルタが挟まってしまう。
で、余計なフィルタが挟まると、聞き手・読み手と怪談の距離が広がってしまうから、怖さ・面白さ・興味深さが遠のくんだよ。