天照皇大神宮教では、「世界平和は己の心の平和から」と捉え、心が清らかで正しい人間になることが、まず大切であると説いている。

そして、個人の心の平和から、家庭の平和、学校の平和、職場の平和、地域の平和へと拡充していくことを目指している、という。

教祖の肚に入った神の目的は、地上神の国建設であり、教祖が説く教えを中心に、神行(しんこう)の日々を送る同志の世界ができたことで、「神の国ができた」としている。そして、この世界が広がることが、地上神の国建設である、と説明している。

天照皇大神宮教の特徴の一つは、他の宗教団体と一切連携しない点である。たとえば、ある新聞記者から、「他の宗教とどんな関係がありますか」と聞かれ、教祖は「何の関係もない。いっさい手をつながない。世の末が来て世の中が乱れに乱れて宗教も人間宗教になったり、死にもの宗教になったから、天なる神が天降って神直々の真の宗教を教えよる」と答えている。