天照皇大神宮教(てんしょうこうたいじんぐうきょう)は、宗教法人格を有す新宗教団体の一つ。文化庁『宗教年鑑』の分類では「諸教」となっている。

信者数は国内で約49万人(2018年現在)。本部は、山口県熊毛郡田布施町大字波野10123。山口道場は、山口県山口市平井188。東京道場は、東京都千代田区九段北4丁目3-18。

教祖は熊毛郡田布施町の農婦、北村サヨ(大神様、1900年1月1日-1967年12月28日)(出生地:山口県玖珂郡日積村大里(現在の柳井市日積))。二代目教主はサヨの孫娘(サヨの長男北村義人(若神様、宗教法人天照皇大神宮教代表役員)の娘)、北村清和(姫神様、1950年4月27日-2006年6月7日)。三代目教主は清和の娘・北村明和(明和様、1990年1月9日-)。

1946年、教団ではこの年を「神の国の紀元元年」と呼び、独自の年号「紀元」を使用し始めた。

なお、教団の名称は、第二次大戦終結前の国粋主義的な歴史教育を受けた人々に対して、宇宙の最高神の教えであることを示すべく、教祖の肚に入った神によって呼称されたものである。内実としては、神道(皇大神宮・伊勢神宮)とも他の既成宗教や新興宗教ともまったく関係がない。とりわけ、『日本書紀』や『古事記』で書かれているような日本神話の神々とは、無関係である。

すなわち、天照皇大神宮教の神とは、仏教でいう本仏やキリスト教でいう天なる神と同じ、宇宙絶対神であるとしている。