さいとうたかおさんの漫画(時代劇画)に、「無用の介」がありますね。

父親も賞金稼ぎ。酒によって、息子の片目を切ってしまう。
息子は、父の死後、いつのまにか、賞金稼ぎの道にすすむ(
自分でなりたくてなったわけではなく、なにかに導かれる
ようにして、親子二代で賞金をかせぐようになる)。

でね・・・。
この方、自らを野良犬とよび、用なし犬と呼ばれることにも
抵抗を示すこともない。

ただ、ケンカ上手。なので、正統派の剣の達人は、
用なし犬に、戦いをいどみ、いつも切られて死んでいく、
という末路をたどる。

用なし、無用、野良犬。
上等。出でよ、用なし犬。