【東照宮】は東照大権現である徳川家康を祀る神社。
国内統一をなしとげた家康は、自分が神になることを願い、その為江戸幕府によって静岡県の久能山東照宮と日光東照宮を建てた。
これは家康の遺命により、遺骸がいったん久能山に埋葬されて、1年後に山岳信仰の霊場である日光に移された。
幕府の申し出に、朝廷から家康に【東照大権現】の神名を贈られ、その【東照】の名を取り【東照宮】としたもの。

【社】とはもともと神様の来臨する聖地を指し、【宮】はそこに設けてられた祭りのときの仮屋を指すことば。
仮屋だった【宮】が【社】の立場と入れ替わり、いつしか最高位の【社格】となった。