【神宮】は、本来は【伊勢神宮の各宮(大神宮・荒祭宮・月読宮など)】と千葉の【香取神宮】、茨城の【鹿島神宮】と福岡の【筥崎宮】、大分の【宇佐神宮:別名・宇佐八幡】だけ、後はすべて【社】であり、【神宮】といっても【神社】。
【宮】という社号を許されたのは11社しかなく、格別な神を祭っています。

ちなみに伊勢神宮は天皇家の氏神さまであるアマテラスほかを祀る神宮。
それ以外は、香取神宮と鹿島神宮は中臣氏の氏神さま、筥崎宮、宇佐神宮は八幡神を祀る神社で古代豪族・宇佐氏の氏神さまで、間接的に天皇家と縁があるお宮です。

【大社】の号は神社の社格のことで、大社、中社、小社と分けられ、古代国家の祭祀を担った神衹官制度からきたもの。

【天満宮】は菅原道真で有名な学問の神様の神社ですが、道真以前は雷神を祀る神社。
雷神は天つ神さま(天神さま)の一人です。
その雷神と菅原道真の祟りを結びつけ、後に学問の神様と祀られるようになった神社。