Rもちろん、彼らはそれを自ら認めています。次の引用文をお聞きください。
『我らは1887年、本部委員会の議長だった同士カルヴィナックがオート・ガロンヌ県から立候補したのを援助したが、当時我々がカルヴィナックに要求したところは何であったか?ーー彼が我々と同様懐いていた社会主義的民主主義の所信を県内いたるところの塀壁に貼ることであったか?いや、いや、選挙人にそのようなことを知らせるのはもっての他である。我々が全マソン候補者に与えた指令は絶対に秘密にされてある。そうしてその一文たりともビラにすることは許されないのである。』(1897年、委員会報告書232頁)
D一般選挙人に是非その事を知らせたいものですね。そうでもしなければ、マソン結社のために国民は大きな危険へ追い込まれることになりますが…ただひとつ幸いなことにこの結社の会員数はそう大したものでなさそうですから、選挙に当たって彼らの間から必要なだけの候補者を立てることができないのではないでしょうか?
Rその点についても彼らはなかなか抜かりなく備えているのです。候補者のすべてがマソン結社員でないにしても、全ての立候補者をマソン結社のために働かせることはできる。つまりマソン選挙人に配布された指令には次に通り出ています。
『候補者で諸君へ援助を願うならば、彼らを助ける前に、まず彼らがマソンであるか否かを確かめ、もしマソンであるとすれば、彼らが当選した後も決してマソンということを決して忘れさせないように、その意味の誓約を必要とする。また諸君は選挙人としてその力を選挙委員の上にも及ぼし、候補者のすべてがマソンとあるか否かにかかわらず、マソン結社の利益を防衛すべく確約させるべきである。』(゛Circulaire du Conseil de l'ordre. シルキュレール ドュ コンセーユ ドゥ ロルドウル゛1893年7月18日)
Dマソン結社がその政治上の陰謀をいかにして遂行するかがよくわかりました。