神は自分のような存在がもっと増えて欲しいと思ってるんじゃないかな
自由で創造的で強く賢く美しく誠実で義に厚く優しい存在を
それでまずは自分に似た姿に型どった器に自分の欠片を入れて育成した
どの個体も一つなら神に迫るものを持っていたが
それら全てを兼ね備えた個体は現れなかった
ならばと次に行ったのが統合
突出した才能を持つ個体同士を統合させればいずれ完全体になるだろうと
しかしこれが思いの外難しく個体の源動力であるエゴが拮抗し
世界を発展させてきたエゴは全否定を受け入れず抵抗し
この内なる葛藤の末に人間は幾度も滅んだ
みたいな感じで