「耳をすませば」
雫は中学3年生。
両親と大学生の姉とともに東京近郊の団地に住む、ごく普通の読書好きの女の子だ。
そんな雫が親しくなった同級生の少年は、中学を卒業したらすぐに、
バイオリン職人になるためにイタリアに渡ると言う。
進路について深く考えていなかった自分に気づいた雫が、
自分のやりたいこととして選んだのは
全米大学対抗川下り選手権に出場することだった。