例えば
空っぽのコップの中には何も入って居ないよね。
で、そのコップを水槽に沈めた後、このコップには何が入っているかって言うと

『何も入っていない』とも言えるけど

『水が入っている』とも言えるよね?

そのコップを水槽から出して

『コップには何が入っている?』って聞くと『空気』って言うと思う。

じゃあ真空ポンプで空気を抜くとコップには何が入って居るんだろうね。

で、『魂』っていうものは無いという人も居るけど、『無い』っていうのはどういう事なんだろうね。


これって円錐形の図形を上から見たら丸になるし横から見たら四角になるし、斜めから見たら長丸になる訳で。

世の中のモノは視点や角度によって姿が変わる訳で。

戦争だって、ウクライナからの視点と、ロシアからの視点と、日本からの視点では全然違うわけで。

この世界は『立体』だけど、そこで発生している事象も全て『立体』な訳で。


目が2つあって初めて目の前のモノが立体であると認識できるのと同じ様に、1人からの視点では立体の側面しか見えて無いんだよ。

つまりこの世界を『数字である』っていう視点も立体の面の1つでしか無い。

それぞれの人達が『自分にはどう見えているのか』って言う主観性を持ちつつ、他者の視点も加えて、初めて『この世界の本質』が見えるのだと思う。