1ヶ月程経った時、祖母が腸閉塞で呆気なくシんだ。シぬ日の深夜、苦しみを祖父に訴えたようだが、まずは様子を見るという祖父の独断で就寝。早朝にはシんでいたそうだ。警察が家の間取りを書きながら、祖父と話をしている間そんなことが聞こえてきた。自宅で人がシに、パトカーの赤色灯が薄闇を照らすさなか、私はオロオロとした風で周囲に聞き耳を立てていたと思う。