2013年晩夏、私は人を呪い殺した。私はそう思うけれど、たまたまそうなったと思って頂いても全く問題ない。そうなのかもしれないととらわれているのは私だけなのだから。

当時私は躁鬱病(両極性障害)を患い泥沼の中にいた。私は実家暮らし、父と祖父母と共に生活していた。母は祖母との折り合いが悪く、父とは別居婚状態だった。私の祖母は私の人生においての全ての恨みの矛先と言えるほど理解のできない言動をする人間である。日々の理不尽でやりきれない思いをウイスキーのストレートで流し、薬の副作用で車を多々ぶつけ、朝は起きれない、日々の献立も決まらないような散々な生活をしていた。