それを聞いて、俺は波長を合わせないように訓練する方法を教えてもらうことにした。
それでもし上手くいかなかったらもう見えないように閉じてもらうことにした。

訓練って言っても、思想や考え方ってところが大きくて、一度教えられたら簡単に覚えられるようなことばかりだった。ただその量がすごく多いし、考え方って理解したようで全く理解できないから「そういう考え方をする自分」になるのが本当に難しかった。
今でも教えてもらったことは完璧じゃないと思うけど、今のところ特に怖い思いをすることなく生きてるからある程度は理解出来たのかな?と思う。
学んでいったら守護霊様とかいいメッセージはちゃんと伝わるらしい。

多分 俺が前に 最初にあったこととかを聞いた時にちゃんと教えてくれなかったのは、きっとこの人なりの優しさで深入りさせないようにしてくれてたのかなと思う。

その日は 波長を合わせないようにする方法とか、
生き方、人生の考え方、とか色々 教えてもらった。
その他にも SとKのことも伝えたけど、俺くんにしか着いてきてないから友達は大丈夫って教えてくれて安心した。

そうこうしているうちに、母親が迎えに来る時間になって、帰る時にお守りを持たせてくれた。しばらくは持ってなさいって。

帰りの車に乗って 母親に今日O男さんと話したこと、どうしたいのかを話そうと思った時に、話すことも波長を合わすことになるからと言われていたのを思い出して、お互いその話題を出さないで帰った。
(母親と家で話す分にはいいと教えてもらった、ただむやみやたらに面白がって話すことは行けないと。)

帰りの車の中でスマホを取り出すと
心配する連絡が4人から入ってて驚いたよ。
まあ普通の高校生が丸々1日以上連絡かえってこなかったら 学校でのこともあったし、みんなからしたら心配だよな。