ぼーっとしてる俺に母親は
「早く準備しなさい」って言うんだけど

俺は母親に
「母ちゃん俺 体調悪い」といった。

そしたら驚いた顔をしたあとに静かに

「...もしかして行きたくない?」と

心の中を言い当てられて驚いた。
気付いてるなら正直に言っても怒らないだろうと思い正直に言った。

「身体がすごく重くて、動きたくない。行きたくない。」

そしたら泣きそうな声になりながら

「大丈夫 大丈夫 ママがO男さんのところ連れてってあげるからね」
「心配しなくて大丈夫だからね ○○(俺の名前)は大丈夫だからね」

と怒られるかと思ってた俺とは裏腹に予想外に優しい言葉をかけられた。

行きたくない気持ちはあるが 普段怖い母ちゃんがそんな風に言うもんだから 仕方なく行くことにした。

車に向かう道中も
母親から「○○(俺の名前)大丈夫?」とたまに声かけられるものの、会話はほとんど無くO男さんの家に着いた。