当時仲良かった奴と真冬に街に遊びに出た
俺が運転してそいつは助手席に座る
欲しいものを買えて満足した俺たちはハイテンションで帰路に就く
時刻はPM11時を回っていた
次の日仕事だし、眠くなったから近道をしようといつもとは違う道を走る
いつしか、周囲は明るいパノラマから真っ暗な林道に変わっていた
すると助手席のやつが突然怖い話をして欲しいと言う
ハイテンションだった俺は快く語る
語り続けつつ林道を進んでいると、午前0時を回った辺りか突然俺の肩や首が重くなり始めた
不安を覚えて怪談をやめた瞬間
ピピピッと突然腕時計のアラームが鳴りだした
設定などした覚えはないのに…
ヤバいと思った俺の眼前には突然冬季閉鎖のトンネルがあった
そこからは異様なオーラを感じた
そういえば、ここは地元では知る人ぞ知る心霊スポットだった
守護霊に守られたかもしれない
あのままトンネルを通っていたらと思うとゾッとする