待ちに待った当日、叔父と私と弟は早起きして出発する準備を着々と進めていたが、母がしきりに「気分が乗らない」と言う。
母は、出掛けの準備に時間がかかるタイプで、母以外の3人はまたやってるよみたいな感じで母を急かしたが、
全く動こうとせず、挙句の果てには午後から行かない?と言い出したのには、みんな呆れ果てたが、あまりにも言うので渋々従うことにした。
とはいえ、母以外は準備が完了していたので、母の気が乗るまでテレビを見て暇を潰すことにした。
12時を過ぎた頃だったかな、突然ニュース速報で「秋葉原の歩行者天国でトラックが突っ込み怪我人多数」というテロップが流れた。
そう、その日というのが2008年6月8日(日)だったんだ。
秋葉原通り魔殺人事件があったあの日。
もし、時間通りに出発してたらどうなっていたか、想像すると今でも鳥肌が立つ。