1200年前、古来より倭文神を祀る糸守の地に彗星が落ち被害を生む。これを鎮めるために隕石の一部を中心とし山全体をご神体とする、つまり天香香背男を同時に祀る。
この時、祝詞も国譲りに抵抗する神・天香香背男を鎮めるためのものとして出雲系のものを取り入れた。
祝詞は諏訪において建御名方神(タケミナカタノカミ、国譲りに抵抗した神であり天香香背男と同一視されることがある)に対して奏上するもののように「申立」と呼称するようになり、奉納する織物も蛇や龍を模した紐状のものとなった。しかしながら表向きとしては日本書紀の逸話通り、当地において天香香背男を倭文神が征服したこととし、建葉槌命を祀る。