筥崎宮(福岡市東区箱崎)は江戸時代から犬鳴地区の崇敬社で、春秋の社日、放生会などの祭礼には代表者が参拝に出向き、社務所から御神札を受け、各戸に配布していたという。犬鳴谷の御譜代組足軽たちが義務付けられていた槍さばきと鉄砲の練習に福岡城へ出向いた時、帰りには福岡藩主菩提所の崇福寺・筥崎宮・香椎宮に必ず参拝していたという。