>>31
つづき

その道はぶきみだなぁーって思って通過してさ、コンビニで肉まん買って帰る時、またその道を通ろうってなったんだけど、なんか嫌な気配を感じたんだよ。
俺って何ていうかそういうのに敏感でさ、できるだけそういうのには近寄らないことにしていた。

でも俺は少し小腹が空いてるから、可能な限り早く自宅に帰りたくてさ、その道を進もうとしたんだよ。
そしたらさ、直感っていうのかな
『この道ヤバい』って感じて急ブレーキを踏んで少し遠回りして帰る事にしたら無事自宅アパートの前に到着した。
そしたらなんか部屋の様子がおかしいんだよ。
ベランダから大量の水が一階にビタビタビタって流れてるんだよ。
で、一階に住んでる人が干してる洗濯物をびしょ濡れにしてんの。
焦って帰って扉を締めたら、なんか人の気配がすんの。
(つづく)