いつその橋を通り過ぎてしまったのかわからないし、
一度も間違えたことの無かった道を間違えるほど動揺していたつもりはなかったそうです。
気を取り直して「あぁここの橋渡ってなかったったいね〜」と明るく言いながら、
橋を渡って再び帰路につきましたが、また道がわからなくなりました。
厳密には、いつもどおり走っているはずなのに気づいたら周りの景色が知らない風景に変わっている感覚だったそうです。
しかし今回は橋もわたったし、あとはまっすぐ走るだけだと確信していたため、走り続けていました。
すると横から突然、兎が飛び出してきたので車を止めて少しずつ前進したりクラクションを鳴らしたりしましたが全く動こうとしなかったため、仕方なくまた引き返したそうです。
しかしこうなると、また先ほどの“何か”の横を通らなければ帰れないため、
絶対にそちらの方を見ないようにして走り抜けて帰ってきたそうです。