ソース:『原爆災害 ヒロシマ・ナガサキ』(岩波現代文庫)
 (距離は爆心地からのもの)
 (死亡率;高度=100~50%、中度=50~10%、軽度=10~0%)
屋外(開放)の場合;
       ~1km 1~2km 2km~
▼外傷    高度  軽度  
▼熱傷    高度  中度  軽度
▼放射線傷害 高度  中度  軽度

屋外(陰)の場合;
       ~2km
▼外傷    軽度
▼熱傷    軽度
▼放射線傷害 中度(~1.5km) 軽度(1.5~3km)

木造家屋内の場合;
       ~2km 2~4km 4~6km
▼外傷    高度  中度  軽度
▼熱傷    軽度  
▼放射線傷害 中度(~1.5km) 軽度(1.5~3km)

コンクリート建築物内の場合;
       ~2km       
▼外傷    軽度
▼熱傷    軽度
▼放射線傷害 中度(~0.5km) 軽度(0.5~1.0km)

以上の事から分かる通り、初期型原爆の一次被害はそれほど大きくない。
原爆がものすごい威力で人が一瞬にして蒸発するとか、誤解を受けているのは
戦後、一部の半核団体等により、壊滅範囲や死亡者数が誇張されていた為
(例えば死亡者数約30万人、実際はその半分程度)