ユダヤの「シオン(ZION)祭り」は、日本の三大祭りの1つである京都の「祇園(ぎおん)祭り」と同じ7月17日に行なわれる。 “ぎおん”は“ジオン”の転訛だと指摘する研究家がいる。 また、ユダヤの「シオン祭り」はノア一家が大洪水を無事乗り越えたことを祝う祭りで、7月17日は『旧約聖書』で「ノアの大洪水」が終わった日とされているのであるが、祇園祭りを最大に特徴づけている数多くの「山車(だし)」は “ノアの箱舟” を象徴しているのではないかと推測する研究家もいる。 祇園祭りに登場する数多くの山車の中には、古代イスラエルで用いられた織様と同じ文様を付けたものが存在している。 京都市下京区四条鳥丸西入の山鉾「函谷鉾」の前掛けは『旧約聖書』の創世記の一場面を描いた16世紀末の綴れ織りである。 また、中京区室町通六角下ルの山鉾「鯉山」の見送りは古代イスラエルのダビデ王を描いた図である。 更に、祇園祭りでは「モーゼ山」という言葉が用いられており、この事は祇園祭りと古代イスラエルとの間にただならぬもののあることを感じさせる。