締込
力士が取組で腰に締めるものを「廻し(まわし)」といい、特に関取が本場所で締める絹製廻しを「締込(しめこみ)」と呼ぶ。長さは約10m。力士規定では「紺、紫色系統」とあるが、実際には様々な色の締込がみられる。
廻しの前にはさがりをはさみ込んで垂らし、前を隠している。「偶数(割れる数)=土俵を割る」に繋がることから、ゲンをかついで奇数本に作られる。幕末まで、締込とさがりは一体だったが、取組中に指がかかって危険なため分離した。