食品中のプラスチック

「食事にマイクロプラスチックをふりかけたい」という人はいないだろう。しかし、私たちの身のまわりにも同じ汚染物質があり、もしかしたらこうした物質は食卓にも潜んでいるかもしれない。

研究者たちは、魚、塩(海塩)、さらには飲料水の中にもマイクロプラスチックを見つけている。

「マイクロプラスチックが人体にどのような影響を及ぼすかについては、まだ研究されていません(これまで実施されたのは動物を用いた研究のみ)」と、マサチューセッツ大学アマースト校のローラ・ヴァンデンバーグは述べている。「しかし、魚や他の生物からはマイクロプラスチックが検出されています。マイクロプラスチックは、動物の体を通り抜けているわけではありません。ですから人体をただ素通りするだけと考えるのは、虫がよすぎるのでは?」と彼女は言う。