八重洲の地名は、この地に住んでいたオランダ人船員のヤン・ヨーステン(1556年?〜1623年)の名前に由来する。彼は江戸時代に日本に漂着し、後に徳川家康に仕えた人物で、国際情勢顧問や通訳として活躍し、家康からこの地に邸を与えられた。「ヤン・ヨーステン」が訛って日本名として「耶楊子やようす」と呼ばれるようになり、これが後に「八代洲やよす」となり、「八重洲やえす」になった。