私が死んだ時にああ、あんなことやこんなこと悪いことも本当はやりたかったなあと無念を抱いて死んだとします。
その無念は世界に残り、どこかで別の人々や生まれ変わりとなって別の環境でその無念が満たされるのです。
しかし、そこでもまた無念が生じ、同じく世界のどこかでその無念が満たされていくのです。
これが、輪廻となるのです。
しかし、この輪廻という中で今生きている私という存在は消えることがありません。