(山形話の続き)
単なる夢だと思いたいして気にしていなかった。
で、2日目の夜。
ベッドの中でスマホを見ていると、ドアがノックされた。
「はい?」と応えたけれど、無反応。
気のせいかと思ってスマホに目を戻すと、再度ノック。
気のせいではなかったのか、と思い、大きな声で
「はい?どなたですか?」というも返事無し。
そっとドアに歩み寄って、「どなたですか?」と大声で言い
ドアに耳を当てたけれど人がいる気配がない。
腑に落ちなかったけれど、チェーンを確認してベッドに戻った。
スマホを手に取ると、また、トントン、トン!とノック3回。
今度は応えず動かずドアを凝視していました。
4回目のノックはありませんでした。