https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/06/3af2ad84751d41b8.html

米国環境保護庁(EPA)は6月15日、パーフルオロアルキルとポリフルオロアルキル化合物(PFAS)に関するガイドラインを発表した。
米バイデン政権は2021年10月にPFASに関して規制を強化する方針を発表しており(2021年10月21日記事参照)、今回のガイドラインはこれを受けた措置。

ガイドラインでは、PFASが発がん性や免疫力の低下など人体に及ぼす悪影響の可能性を踏まえ、基準を全般的に大幅に強化している。
PFASのうち特に毒性が強いとされるペルフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)については、
これまで水道水1リットルの含有量はPFOA・PFOS合算で
70ナノグラム(1ナノグラムは10億分の1グラム)以下が安全性の目安とされてきたが、PFOSは0.02ナノグラム、PFOAは0.004ナノグラムに変更している。