天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨にあたって
「私の御魂(みたま)として私自身をあがめるように祀(まつ)れ」
と天照大神(あまてらすおおみかみ)が命じ、五十鈴宮(いすずのみや)に祀ったと伝承される。
この伝承の背後に、鏡を日神の象徴とみる宗教的観念の存在していたことはもちろんであるが、道教で鏡が宇宙の最高神の権力の象徴とされていることとも関連があるとする説がある。