読み書きが出来るようになると酒呑はよく妖怪図鑑を持ってきて見せてくれた

酒「これ、僕の友達なんだよ」

そこにはちょっとよく分からん変な見た目の奴が沢山書いてあった

俺「こんなの見た事ないんだけど」

酒「山に行けばたくさんいるよ」

教えられた通り、山に行くと沢山いるもんだと思ってたんだよね

酒呑が言うんだから間違いないみたいな感じ

俺「山に行ったら酒呑の話しておくね」

こんな感じで途中から遊びに来る度に妖怪話聞いてた

それを外で他の子に話すと変な顔された
そこからちょっと園内で浮いた存在になってた気がする

とにかくそれでなんか言われる➝酒呑に話す➝そいつが倒れて休む…の繰り返しだった

なんか倒れた子が可哀想になって途中から酒呑にそういう話をするのを辞めた