んで日に日に弱ってきて自分でもあー、これ死ぬやつだなぁって分かりはじめる

身体が動かなくて力が抜けていく感じ
身体が鉛?みたいなものにかわっていくんだよ

その日は親が仕事で家に居なかった
マジで今日死ぬんじゃね?って頃に酒呑が来た

「今までごめんね。鬼と人だと時間の流れが違くて遅れちゃった。病院に連れて行ってあげる」

その頃にはあんまり酒呑は見えなくなってた
幽霊?みたいな透けた感じ

でも手を引っ張られると確かに人間と同じ様な力は感じた

ここで病院に行ったのが生死の分かれ道だったらしく、医者には良く一人で来れたねって言われた

結局最初の病院じゃなくて救急車とかで更にデカいところに連れて行かれた

酒呑はやっぱり普通の人には見えないんだよなーと病室のベットで点滴受けながらボーと考えた気がする

酒呑は親が来らちょうど前に居なくなってた