イスラエルという名称は、元来イスラエルの部族同盟の名称であったものが、のちにヤーウェ信仰に立脚した民族集団すなわちイスラエル民族の名称となったもので、「神(エール)が支配する」という意味をもち、神政政治の理念を示している。
「神が勝つ」「神と競う」「神に固執する」などの意味をもつとする解釈もある。その後、イスラエル(人)という名は全民族に対する国民的な名称として用いられるようになった。