小さい頃、家族に置き去りにされる、置いていかれる夢を何度も、何十回も見た。

恥ずかしさや罪悪感の支配と、あとはダブルバインドっていうものによる、
調子狂わせが凄かった。

小学生の頃に、何度も言われた記憶のある言葉に「調子に乗るな!」「正当化するな!」「逆ギレするな!」などといったものがある。
そんで、真に受けやすくて、騙されやすかったから、ぜんぶびっくりして、受け止めちゃって、
どんどん、調子に乗れなくなり、正当化できなくなり、怒れなくなっていった。
健気(けなげ)になるっていうことがとことん苦手で、自分のありとあらゆることが、バカかチョンかみたいに感じられるというふうになり、
卑屈だった。

もはや、その頃の記憶はあまり残っていない。どうやって、まあまだまだ色々心身体調悪いけれども、
ここまで回復できたのか、分からない。
少なくとも、医師だとかカウンセラーだとか、発達障害児の療養支援者だとか、この世の人たちにお世話になったことは一度もない。

じゃあ自力か?というと、そうとも言い切れないと思う。自力と思えるけど他力もあったと思う。
最初は、ハッピーな妄想や空想、良作のアニメやドラマや映画からの感化からとかだったけれど、
ひとつひとつの偶然は、神仏からも操られていたと思う。
まあ、某名前は忘れちゃったけど、有名な宮大工の方の、神秘奥伝の遺言で「自力は他力」という言葉があり、
あんまり深く考えるなという意味に自分は解釈してる。これについては、あまり深く考えるべきじゃないかな。