(続き)
天つ祝詞の太祝詞

天の御柱(みはしら) 立つる中央に
天照皇大神 御自らの御名をもちて
広め給へ この世の中に
皇大神の御かたを おおいたまはせ給へ

天地の始(はじま)め 起(た)ち給へる
天(あめ)の高天原(たかまがはら) 高く揚(あげ)げ給へる
此の天地の理(ことわり) 永世変ることなし
大神のみ命(みことのみこと) 久遠に維(たも)ち給へり

大歳封(おおとしふ)じの大神 御降臨(おりきたまはし)たまひし方に
御神威(みかゑ)あらたかに出で給へ
大年神(おおとしがみ)の御神霊(みたま) 朝日に照り出で給ふ
霧雨の如(ごと)く降り注ぎ給へ
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 高天原に 奉り給へ
大麻比古命(おおあさひこのみこと) 大神の御命を 執(と)り給へ
世に神徳(しんとく) 広め給へ
世に神名(しんみょう) 広め給へ

大年神の御神力(みつとめ) 諸悪(もろわ)れを 滅し給へ
皇大神の御神光(みかり) 諸悪れを 照らし給へ
世の中の悪れを 神代(かみよ)につかわして 清め給へ
これより天つ祓 大祓式(おおはらえしき)の儀式を行ふ