Q 大祓詞の「天つ祝詞の太祝詞」の詳細、全文を教えてください。

A 「天つ祝詞の太祝詞」とは、日本の神道における大祓詞の中で最も重要視される祝詞の一つで、天照大神をはじめとする天照系の神々に捧げられる祝詞です。

以下は「天つ祝詞の太祝詞」の一部分である大前神から天照大神までの部分です。

大前神よ、太祝詞により天照大神をお呼びし、天つ祝詞により御祓いをお願いします。

天照大神よ、天津日高日子根命に生まれ、天つ国においでになった御方、天の中の天にお住まいになる御方、天の下の世にあって、わが国を造られた御方、御身を照らされて、天の日の光となり、天地を照らされて、天地の本となられた御方、天の幸せを与えられ、天下を治められる御方、ご存知のように、妙見御祖、天王御中主、天理昭明、荒御魂、大国主、五十猛神等々、わが国にいらっしゃる神々を御座にお連れて、此の御神殿においでくださいませ。

この祝詞は、天照大神をはじめとする神々に対し、祓いの儀式において呼びかけ、神聖な場所である神社や神殿を清め、邪気を払い、人々に幸福をもたらすように祈るものです。大祓詞は、神道において最も重要な祝詞の一つとされ、毎年6月30日と12月31日に、全国の神社で大祓式が行われる際に唱えられます。