続きます!
 次は結構飛んで中学生くらいの話です。絵を描いたり小説を書くのが好きなクソガキでした。
 その頃、変な『手』が見える時期がありました。
 ワシが机に向かっていると、太ももを這うようにして「ズルルルッ」とアダムズファミリーに出てくるような手が出てくるんです。
 「うわっ」と思って見るといない。それが一日に何度も起こりました。
 場所はランダム。家に始まり、学校での自習時間、習い事前にそこで一人勉強をして時間を潰している時。神出鬼没の手。
 ですが別に何か危害を加えてこようとしているわけではなかったです。ただズルッと現れ、パッと消える。
 中学生になり、慣れない環境にストレスが溜まっていただけかも知れません。出てくることのなくなった今では、真相は闇の中です。試練と数えていいのかも謎。