スゲー!これが心霊写真ってやつか!アナログカメラ万歳!

この写真をどうするか考えたがとりあえず近くのお寺でお祓いをしてもらうことに。
しかし寺の住職は「それはうちよりも神社でやってもらった方がいいなぁ」とのこと。
それで住職に紹介してもらってこれまた近所の神社へ。
しかし神主さん曰く「ああ、こりゃ心配ない。現地でイタズラされて殺されることはあってもこの写真が災いをもたらすことは無いから。一応お祓いしとこうか?5000円かかるけど?」
万年金欠家族のうちらは丁重にお断りして神社を後にした。

ふと気になることがあり、実家によってから帰ることに。
そして実家から預かった大量のネガフィルムを吟味し、例のダムで親父と釣りに行った時の写真をスキャナにかけてみた。
するとあるわあるわ、例のダムで写したネガフィルムには必ず一点から3点くらいの心霊写真が。 それも必ず例の立木ポイント付近のやつばかり。
身長30センチくらいの白いワンピース風の女が腕をニョキーーーーーと伸して俺の首を絞めてたり親父の肩を持ってたり・・

恐ろしい、私は恐ろしい・・
しかし冷静になって考えてみれば俺も親父もこれまで大きな事故も大きな病気もせずに元気に過ごしてきた。
それどころか親父は昔競馬で何度も万馬券を的中させ勢いで車を二回も買い替えたことすらある。
もしかしたらダムの女は悪霊や自縛霊や妖怪などではなく幸福を呼びこむ湖の精霊だったのかもしれない。
嫁にそのことを話すと 「アホか」 と一蹴されたが
「ところで競馬って難しいの? 次の釣りはいつ行く?」
と目が輝いていた。