東北のとある村に滞在した時の話
俺は写真家なんだがその時期は祭りの撮影をよくやっていた
それで俺は思い立って山奥の誰も知られてないような村の祭りをとってみたくなったんだよ
みんなが写してネットにあげてるような祭り、そんなのつまらない どうせなら行政もろくに入ってないような誰も外部のものが見たこともないその村だけの祭りを写したい
それで俺は早速人が入ってないところが多いであろう東北の山奥にしらべに向かった したら具体的内容は言えないけどとある祭りの話をきいたんだよね
もうカーナビも写ってないですよって感じのお寺で住職さんにお話聞けたんだよ なまりが酷かったけど要は「この先の山間部にある村で面白い祭がある 男たちは総出で裸になって女たちも踊って一晩中騒ぐんだ」見たいな内容だったと思う
山間部って言うけど目の前は山、マジで山 ガソリンがなくなるぞってくらいの山
お寺までは道がわかるよう地図に書いておいたのでまた来ることにして一度帰った
それで1ヶ月後 同業の友達と撮影に向かうことにした ここからはその村で体験したことを日にちを分けて語っていきたい
---1日目
まず前回のお寺にたどり着いてそこから捜索 案外すぐに見つかった
なんて表現したらいいかわからないけど山間に古い感じの家とか日本家屋のような感じの建物がたくさん立ってて村の周りには川が流れてる
なんて言うか結界が貼られてるみたいな感じだったなと今では思う
それで村の手前あたりに車を止めて村人に接触 「こんにちは...」と簡単にきた経緯と職業、そして数日間宿泊したい、できれば再訪してお祭りを撮影したい旨を伝えた
村人さんは笑顔で「こんな山奥までご苦労様です^^お恥ずかしながらこの村には宿も役場もないんですよ 村長がいますのでそちらに話を通しましょうか」って言って話してくれたみたいだ