【悲報】日本、ついに外国人観光客の財布を盗む国になる

「祇園で写真撮影したら財布がない」京都で外国人観光客の置引被害相次ぐ

新型コロナウイルス禍前の活気が戻りつつある京都市内の観光地で、外国人観光客の置引被害が相次いでいる。写真撮影などに気を取られて荷物を路上に置いたところを狙われ、現金の入った財布やパスポートなどが盗まれている。入国制限の緩和によって京都を訪れる外国人観光客は増加しており、関係者は注意を呼びかけている。

 桜が見ごろを迎えていた3月25日、東山区を観光していた米国人女性の手提げかばんが、何者かに盗まれた。女性は近くのレンタル着物店で借りた着物を身にまとい、国宝・知恩院三門の近くで写真撮影のため、路上にかばんを置いていた隙を狙われた。

 祇園など京都有数の名所を受け持つ東山署管内では、3月以降、外国人観光客の所持品が狙われる窃盗事件が数件連続発生している。同署は5月24日、写真撮影中の外国人観光客が路上に置いたかばんを盗んだ窃盗の疑いで、住所不定、無職男(56)を逮捕した。男は「金を持っているような外国人を狙った」と供述したという。同署は被害に遭った外国人が泣き寝入りしているケースも想定し、類似の犯行が起きないよう警戒を強める。

 京都市観光協会によると、3月ごろから京都を訪れる外国人観光客が増加している。4月の外国人延べ宿泊数は45万1966泊で、日本人を含む宿泊者全体に占める外国人の割合は55%となり、3年半ぶりに5割を超えた。

 窃盗事件の発生や訪日外国人の増加に伴い、府警は注意喚起に力を入れる。東山署は市内のレンタル着物店20カ所に「Keep an eye on your belongings(荷物から目を離さないで)」と英語で呼びかけるチラシを配布した。

 チラシを入り口付近に掲示しているレンタル着物店「京之夢 清水店」(東山区)の男性店員は「着物を着て無防備になったところを狙われていると知り、観光客に注意してもらうよう声をかけていきたい」と話している。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1055811