姫「……ニャニャ?何やってるニャ?」

最強エース俺「二人きりじゃねえか、楽に話せよ?」(最強装備を研磨しながら)

姫「……最近お前どしたんだ?戦争にも参加したりしなかったりで」

姫「ギルマスも心配してたしギルド全体が不安がってる、俺の励ましだけじゃ追いつかねえよ?」

最強エース俺「ははっ、すまないな。お前には尻ぬぐいばっかさせちまって」

姫「お前は表、俺は裏でこのギルドを最強ギルドまで引っ張るってこの崖の上で星空を見上げながら約束したじゃねーか」

最強エース俺「実はな、俺はもう最強なんかじゃねーんだよ?」

最強エース俺「この研磨してる最強装備な、未強化品なんだよ」

姫「はっ!?前持ってた神強化品は!?」

最強エース俺「ロストした、今じゃ俺もそこらの一般ユーザーと変わりねーんだよ」

最強エース俺「でもよ、それを皆に言えねーよ。俺を慕ってくれてる皆の心が死んじまう……」

姫「そんな事お前一人で……馬鹿野郎!!!何で相談しなかった!?」

最強エース俺「あれから一生懸命研磨して強化して課金して、何をやっても」
最強エース俺「ぜーーーーんぶ無駄だったんだよ」(グスッ)

姫「……いつだってお前は……自分の心を殺して相手の為、相手の為って……」

姫「もっと自分に優しくしてやれよッ!!可哀想じゃねえかっ!?」

最強エース俺「さんきゅ」