日本の神事、仏事、五節の祭礼のすべては巨旦大王(艮の金神)調伏(※)の儀式で、古来、日本人は五節の祭礼を通して巨旦大王(艮の金神)を祟り神として押し込め、その再現を恐れてきました。(※調伏とは、簡単に言うと厄払い)
大本では、毎年、国常立尊のご再現の日である節分に、京都府綾部市にある長生殿で「節分大祭」が執行されます。節分は、国常立尊のご隠退の日でありご再現の日でもあります。
大本で執行される節分大祭は、世間一般で行なわれる節分祭とは異なり、国常立尊が再現し暗黒無道の世となった地上世界の立替え立直しを行なうための意義深い祭典です。

大宇宙を祓い清める「大潔斎神事」、世界中の国々を祓い清める「中潔斎神事」、個人を祓い清める「小潔斎神事」が、「人型大祓い行事」として夜を徹して行われ、過ぎし1年間の罪や汚れが祓い清められます。