『先代旧事本紀』によると、「一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部(ひと ふた み よ いつ む なな や ここのたり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ)」と唱えて、十種神宝を振り動かせば、死者さえも蘇ると記されています。

布留の言、ひふみ祓詞などと呼ばれる、この祝詞は死者蘇生の言霊であり、ここに "振る" という動作を加えることで、その呪力が増大するのです。