様々なスターが日々生まれている芸能界。そんな中でも、テレビを中心に存在感を示しているのが吉本興業とジャニーズ事務所だ。この2つの芸能事務所のタレントを中心にほとんどのテレビ番組が作られているといっても過言ではない。

「各テレビ局には、ジャニーズと吉本の専属担当者がいるくらいに両事務所に依存しています。特に新型コロナの影響でテレビ各局の売上が激減する中で、好感度も良くそれなりに視聴率も取れて使いやすいことから、企画会議では両事務所のタレントをMCにする想定で話が進められていきます」(民放関係者)

 ただ最近、そのパワーバランスが崩れ始めてきているという。

「これまではどの番組でもタレントをブッキングする際に、まずは出演できるジャニーズタレントを探すところから始めていました。そのタレントに合わせてゲストを組むことが多いからです。というのも、広告代理店の要望でCMを獲得するためにジャニーズタレントの起用が絶対条件の場合が多かったからです。しかし、最近ではジャニーズのKing & Princeなど人気グループの代わりに吉本のEXITをイケメン枠でブッキングせよ、との要請が多くなり、各番組で奪い合いになっています。それ以外にも、ジャニーズ以外のイケメンタレントもブッキング候補に上がることが多くなっています」(民放関係者)