地熱発電が進まない要因
日本の地熱資源は、アメリカ、インドネシアに次いで、世界3位のポテンシャルエネルギーを持っています。以前から有望視されていた日本の地熱発電ですが、広く定着することはありませんでした。その要因は、次の3点が考えられます。

 新規参入を阻む電力業界の体制
日本の電力業界は、地域ごとの電力会社に独占されているため、他分野からの新規参入が困難でした。
 国の開発支援が消極的であった
原子力発電や火力発電に比べて小規模のため、国は地熱発電への開発に消極的であり、開発予算も少額でした。