ちなみに私がこの時のことをここまで鮮明に覚えてるのは、この日があまりに衝撃的な日だったのと
3年間あっちの世界の住人として住んでいたから。
ただあっちの言語は最低限だけしか覚えてない。
と言うのも、後にまた説明するとは思うけど
このおばあちゃんに
「めえ、いたしにねこせんるばけれせんぞ」
「お前、いたしにを覚えたら帰れんぞ」
って会話をしたの

「いたしに」=あっちの日本語

ちなみに「たかるけ?」は「わかるの?」って意味で
「めえで、よんとめね。」は「お前で、四人目ね」だった。「またきたのけ」は「またきたのか」。

でもこれはあっちの言語なんかじゃなくて、

あっちの言語で訛ったこっちの世界の日本語

そのおばあちゃん、こっちの世界線から来た日本人だったの。だから日本語を知ってた。