種村季弘の『アナクロニズム』には地球空洞説や人間栽培論なんてものも書かれているね

ちょっと地球空洞説のとこ抜粋するか(ブログ・ひとでなしの猫より)

「アメリカの学者C・R・T・コーレッシュ博士(中略)によると、従来の天文学はことごとく出鱈目である。
太陽系とか銀河系とか、中心の天体をめぐって回転する惑星とか、あるいは無限の宇宙とか、こうした概念はすべて間違いであり、外道なのだ。
そういうものがまったく存在しないというのではないが、存在の仕方がまるで違う。
すなわち、太陽系も、銀河宇宙も、月も、惑星も、はては地球それ自体も、ちょうど胡桃の殻にくるみ込まれるように一つの球体のなかにそっくり閉じ込められてしまうのである。
しかもこの球体の大きさはそれほど大したものではなく、直径がちょうど地球のそれときっかり同じ一二、七五〇キロメートルの円球だというのだ。
そして、太陽や惑星の運行のような宇宙の森羅万象一切が、この円球内部の空洞のなかで起っているのである。
つまりコーレッシュの考えでは、驚くなかれ、地球の表面は凹状なので、ちょうど地球儀を裏返しに内側に引きずり込んだように、球体の内壁に沿って海や大陸がへばりついているわけである。」

フラットアースではないが、この考えも面白い
太陽、月、惑星が円球内部の空洞にあるってのは、半円のプラネタリウム内に全てがあるというフラットアースと似ている