>>515
読んでくれてありがとうございます笑

神道ではどんな祭祀でも必ず初めに「祓いと清め」が盛り込まれているんですが、その場合の意義は「場の清浄化と祭祀に関わる人の清め」です
まずその手順を踏んでからメインに移っていきます

で、心霊系に纏わるような依頼の場合の「お祓い(に相応する祈祷)」はその人に纏わる意識下・無意識下の罪穢れを祓い清めクリアな状態にする、というイメージでしょうか
神職が祓いに使う白い紙が沢山付いたフサフサ(おおぬさと言います)は、ざっくり俗的にいうと埃を払うハタキ的な役割の道具です
因みにおふだやお守りはそれぞれ微妙に意味が異なりますがどちらも神様の御神徳を分けて頂きそれが込められているものなので、昔から心の拠り所としてお守りを身に付けたりするのです

陰陽師は、それこそネットやTVで偽物が跋扈している時代なので知らない人から見るとややこしいですね笑
ぶっちゃけ言ったもん勝ち状態になっています

本来の意味での陰陽師というのは現代には存在しません
そもそも律令制の時代や平安頃に実在した陰陽師の主な仕事は天文学をもとに暦の作成に関わるもので、占術などその他の仕事も合わせて考えると神職というよりは占い師に近いと言えるかもしれません
神職との一番大きな違いは、陰陽師というのは個の神社に奉職する者ではなく中央の政治に関わる官職という所です
そして陰陽道は大陸から渡ってきた陰陽五行説に基づいたものなので、日本古来の土着の考えに基づいている神道とは別物です(似た部分もありますが)

映画や漫画によくある魑魅魍魎とバトル云々みたいなのはファンタジーです
人形(ヒトガタ)を使った祓いやおまじないみたいな事は本当にやっていたでしょうが、それは現代の神社でも普通に用いています